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2/7(SAT) - 3/1(SUN) Jane L Dulay 「THE POOL」 




泳ぐ、たゆたう、くつろぐ。
ジェーン・デュレイの描くプールサイドの人々は、
水との戯れの中でていねいに日常を生きる。
眺めるうちに、心がゆったりなごむ。
一緒に暮らしてみたくなる。そんな絵だ。

原田マハ

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2/7(土)よりYOLOsにてカリフォルニア在住の具象画家、ジェーン・デュレイの個展を開催いたします。フランス・パリのIDEMおよびカリフォルニア州バークレーのカラ・アート・インスティテュートで制作されたジェーン初のリトグラフ版画をぜひご覧ください。


 ジェーン・L・デュレイは、カリフォルニア州バークレーを拠点とするアーティストです。
原田マハとジェーン・デュレイは2010年に知り合い、親交を深めました。2020年に発売された「ハグとナガラ」/原田マハ著・文春文庫では、装画も手掛けています。


 2015年、ジェーン・デュレイは原田マハを通じてパリの版画工房IDEM(イデム。前身は100年以上の歴史がある、パリの伝説的リトグラフ工房 Moulrot 〈ムルロー〉)のオーナー、パトリス・フォレスト氏と、当時のコーディネーターである大津明子氏に出会います。彼らが手がけるリトグラフの世界は、ピカソやマティス、トゥールーズ=ロートレックといったジェーンの敬愛する芸術家たちが実際に使用した、蒸気式リトグラフ印刷機で石版を刷るという、今なお受け継がれている素晴らしい技法の世界でした。

 リトグラフによる複数部数の限定出版というコンセプトは、一人のコレクターだけでなく、より多くの人々が優れた芸術作品を手にできるという、ジェーンにとってのアクセシビリティと手頃さの理念にも合っていました。

 IDEMでは、水と油という相反する要素の極性を利用して、特に水泳選手など、ジェーンのお気に入りの石版印刷イメージを独創的に表現する実験を行いました。さらにジェーンは、テキストとイメージの組み合わせにも着手し、リトグラフ印刷においてテキストが反転可能であることを発見しました。このシリーズの各印刷物にはIDEMのロゴがエンボス加工され、フランス国立図書館に登録されています。

 カリフォルニア州バークレーにあるカラ研究所の彼女の故郷では、リトグラフ制作の全工程を習得しました。異なる種類の石の研磨、油性インクやクレヨンを用いた描画、アラビアゴムと酸を用いた石の準備、リトグラフ印刷機へのインク塗布、そして手回し式印刷機による小規模な限定エディションの制作まで、すべてをジェーン自らの手で行いました。


今回はプールを題材に製作された6点のリトグラフ版画が並びます。

水面の揺らぎや泡沫、心地のよい水の温度や塩素の香り、
そこにいる人々の体温や話し声までも聞こえてくるような
誰かの平和で穏やかな生活を作品から感じていただければと思います。

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